「自分も子どもに怒るけど、パートナーが子どもに怒っているともっと腹が立ちます」
「怒りっぽい夫はどうしたらいいですか?」
「妻がイライラしてるのを止めようとすると、喧嘩になってしまいます」
イライラとの付き合い方を発信していくなかで、こういった『パートナーのイライラ』に関する質問を時々いただきます。
実はこれ、私もめちゃくちゃ悩んだことでした。
よくあったのは、夕飯の支度をしているとき。
昼寝をしなかった子どもがわけのわからない理由でグズっていて、夫がついにしびれをきらす。
「いいかげんにしろ!!!」
そんな声を聞いた瞬間、だいたい私は反射的にリビングへ向かっていました。
「は?その言いかた、なに?」
「子ども怖がってるじゃん!!」
「父親ならもっと寄り添うべきでしょ!!」
こうして私の口から矢継ぎ早に繰り出される攻撃。
子ども守りたくて飛んでいったはずなのに、気づけば当の子どもはほったらかしで夫婦ゲンカ。
そしてある日、私たちを見つめる子どものこわばった表情を見てハッとしたんです。
家の中でのイライラを止めたかったのに、私が割り込んだことでこの子はもっと怖がってる…。本当は安心させたかったのに、どうしたらいいんだろう…。
こうして悩んでいたときに、私はあることを知ってビックリしたんです。
怒りの性質①
それは、怒りは伝染しやすい、ということ。
これがイライラするパートナーとの関わりかたを学ぶうえでまず知っておくべきことのひとつめ。
人は、誰かの強い感情のそばにいると、自分の感情もつられて揺れるんですね。
イメージとしてはこんな感じ。
カッカと燃え上がる怒りの炎。この火の元に近づきすぎると火の粉が降りかかってきて、自分にも着火してしまう。
結果、火の元がふたつになる、というわけです。
つまりこれは、イライラをもらっちゃう自分が悪い、という話よりも、むしろある意味自然なメカニズムだったんですよね。
怒りの性質➁
だけどじゃあどうやってパートナーの怒りを鎮めれば良いのか、って思いますよね?
私が必死で火の海に飛び込んでいたのも、その怒りをなんとか消したいがためだったわけですが。
ここで大切なのは、怒りという感情の特性ふたつめに気づくことです。
それは、怒りは無理にガマンしようとすればするほど大きくなる、ということ。
ましてや他人が「いますぐ落ち着け」と抑圧しようとすればするほど、それは火に油を注いでいるようなものなのです。
つまり、パートナーがイライラしているときに私たちが覚えておきたい大前提は、相手の怒りを変えることはできないということなんです。
むしろ変えようとすればするほど炎は燃え上がり、火の粉はより広範囲に降り注ぐというわけです。
火を消すより、火の粉を浴びない場所へ
つまり考えるべきなのは、火を消そうとすることではなく、自分がその火にどれだけ近づくか、ということ。
言いかえれば、イライラとの「境界線を引く」ということです。
それは無理に相手を変えようとすることなく、まず自分たちが火の粉を浴びない位置に立つということ。
私が実際に変えてみたのは、こんな行動です。
まず自分に、こう声をかけるようにしました。
「夫の怒りを消火するのは私の役目じゃなくていい」
「今は私は子どもと安全な時間を過ごす係になろう」
そうして割り込んで正そうとする衝動を、いったん脇に置く。
子どもには安心な空間を過ごす係として、
「ママと一緒にちょっといようか」と呼び寄せる。
パートナーには、
「子どもと少し向こうで話してくるね。落ち着いたらもう一度みんなで話そう。」と伝える。
そうしてまず、火を消しにいくのではなく、火の元との距離をとる。
これをするようになってから、私自身が着火することがだいぶ減り、本当に守りたかった子どもにフォーカスすることができるようになりました。
また我が家では、環境が変わると大体パートナーも少し落ち着き、結果、冷静な会話が出来るようになるまでがスムーズになりました。
なによりも「夫婦ゲンカ」という子どもにとってはとっても怖かったであろう大人2人の怒りの爆発が減ったことで、家の中の安心感が大きく変わりました。
だって人間だから、協力が必要
ちなみにこれは、私が感情的に怒ってしまう時でも同じです。
夫は私の怒りを責めることなく、ただ子どもたちを呼び寄せて一緒に時間をつぶしていてくれます。
そしてそのたびに私は、彼に「家庭の平和を守ってくれてありがとう」と、その後とても感謝しているんです。
自分もパートナーも人間なので、イライラすることは今でもあります。
だけどそこで大切なのは、周りの怒りとの境界線を引くこと。
つまり、もらい火をせず、安全な場所に子どもと移動することなんです。
これが、完璧じゃなくても、ちゃんと親子の安心を作る方法なんですね。
あなたはパートナーのイライラにつられちゃったことはありますか?もしよかったらコメントや感想などをいただけると嬉しいです💐
※もし、物に当たる、押す、つかむ、逃げられないようにするなどのことがあるなら。あるいは、あなたや子どもが「危ない」と感じるなら。
そのときは、ためらわず子どもと安全な場所へ離れて、信頼できる人や相談窓口に頼ってください。
今すぐ危険があるときは、110番へ。
DVについては、DV相談ナビ #8008 で最寄りの相談窓口につながります。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
感想やコメントなどいただけると、
とっても嬉しいです🌱




変えられるのは結局は自分のことだけだなぁと思いました。
家庭内だけでなく、すべての人間関係に活かせる知恵ですね。
夫婦喧嘩あるあるですよね。頭に火がツイてるときはこちらが何を言ってもムダですよね。無理に消火活動するより、一人になって冷静になってもらうことが大事かもれません。