「ごはん、なんでもいい」が一番困る
料理よりしんどかった、毎日“決める”見えない仕事
朝ごはんを片づけて、洗濯物を干して、気づいたらもうお昼。
時計を見るたびに「え、もう?」
そして聞こえるいつものセリフ。
「今日のお昼ごはん、なにー?」
ものすごく普通の質問。
だけど、この質問をきくと、以前の私は胸の奥がザワッとしてました。
軽く聞くけどさ。
ご飯の準備って、献立を考えたり、買い物したり、子どもの相手しながら料理したり、後片付けしたり。大変なんだよ…。
昔の私は、聞いてこられるのがめんどくさくなって「もう、いちいち聞いてこないでくれる?」なんてトゲトゲな言葉で返していました。
そこに「なんでもいいよ」なぞ夫から言われようものなら、いや、簡単にいうなよ!!と目からビームを出して彼を焼き尽くそうとしていました。
そんな日々に疲れていたある日。
ご近所さんとの話題に出たので、一度お試しで生協のミールキットを頼んでみたんですね。
いくつかある選択肢から料理を選ぶんですが、子どもと取り分けられるメニューっていうのがあったので、迷わずそれをポチっとしました。
そして翌週、届いた材料を見ながら、ただ書いてある通りに作る。
それだけのことなのに、びっくりするくらい気持ちが楽になったんです。
料理をしなくていいわけじゃない。洗い物だってある。
なのに、なんであんなに楽だったんだろう。
そう考えてみたら、生協の紙を見た時点で、すでにメニューの候補が並んでいたんですよね。しかも「子どもと取り分けられるメニュー」。
ほぼなにも考えなくてよかった。
そりゃあ、楽なわけだ。
それに気づいたときに思ったんです。
私が疲れていたのは、作ることだけじゃなかった。
毎日、「なにが正解か」をひとりで決め続けることに疲れていたんです。
栄養は足りるかな。
好き嫌いも考えなきゃ。
昨日と似たメニューじゃないかな。
食材ってあったっけ?
そしてその全部の責任を、自分が引き受けることが苦しかった。
「また私が考えるのか」
「また私が決めるのか」
「また私が用意するのか」
そして最後に出てくるのは
「私ばっかり頑張っててしんどい」
そんな気持ちが私をイライラさせていた。
だから「ごはんなに?」にも「なんでもいいよ」にも、私がまた決める役を一人でやらなきゃいけないって言われてる気がして、感情的に反応していたんですよね。
私たちって、そもそもごはんを作る前からめちゃくちゃ働いてる。
家族が食べられるか考えて、栄養を気にして、冷蔵庫の中身を思い出して、足りなかったときのことまで心配して。
目には見えないけれど、頭の中で一人会議をいっぱい開いてる。
毎日、何度も、家族のために小さな決定を積み重ねてるんですよね。
だから、もし「今日のお昼なに?」にイラッとした日があったら。
優しく返せなかった自分を責める前に、
「私、今日もめちゃくちゃ頑張ってるんだなあ」って、
まずひとこと自分にかけてあげてみる、というのをやってみませんか?
自分でまず、しんどさ、大変さ、頑張りを認めてあげる。
それだけでも私たちの心って、少しホッとするんですよね。
そしてそれは、次に子どもへかける言葉を少しやわらかくする余白にもつながっていくんだと思っています。
ちなみにみなさんは、ごはんづくりのなにがいちばん大変ですか?
献立、買い物、作ること、片づけ。
私にとっては献立ですが、我が夫は片づけだそうです(笑)
よかったらみなさんのも、コメントやメールへの返信で教えてください💐
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